仙台コラム

電線共同溝というしろもの

 仙台の街は言わずもがな、

 美しい。

 それは、

       「杜の都仙台」

 と、訪れた人々が口にすることでも明らかだ。

 しかし、なぜ仙台はこうも綺麗なのだろうか。


 僕はもう3年も住む仙台の街並みを改めて眺めてみた。

 
 ペデストリアンデッキからのそれ。

 東二番町通りのそれ。

 定禅寺通りのそれ。

 なるほど、たしかに美しい。

 そして、僕はこんな印象を抱く。

 空が広い。

 そう、仙台の街並みを眺めると空が広く感じるのだ。

 僕は、もう一度空から街へと視線を移した。
 
 道が広いからそう感じるのだろうか。
 いや、それもあるがそれだけではない・・・。

 は!?

 そういうことか。

 謎はすべて解けた。

 そう、電柱がないのだ。

 つまり電線がないのだ。

 網の目のようなその線が見当たらない。

 だから、空が広い。
 
 

 いったい、どこに消えたのか。
 それとも僕には見えないだけなのか。

 ノン、ノン、ノン。

 答えは、

 地中。

 その立役者が、行政。

 電線共同溝(でんせんきょうどうこう)という名の事業。

 あらゆる線を地面に埋設するこの業。

 なるほど、行政も地味に派手なことをする。

 グッドジョブ。

 僕らの税金もそんなことに使われていると知れば払う気にもなる。

 
 景観の美しい仙台のそれは、
 住む人たちの美しい心と業で作り出され、そして保たれている。

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わさび

わさび

仕事の都合で仙台を離れること6年、今はメンバーの中でひとり関東に在住しています。いつかまた仙台で家族で暮らせることを夢見るアラフォーです。東京から仙台情報を発信していきます
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