仙台コラム

8・16宮城地震

 8・16宮城地震

 僕はそのとき、関東は埼玉の実家のベッドの上にいた。

 ときはお盆。

 揺れる僕。
 前日のお酒。
 なるほど、もう一眠りだな。

 違う。

 揺れているのは家だ。
 完全に目覚める僕。

 大きな横揺れの中に、
 小さな横揺れが混じる。

 そんな揺れ方だった。

 1分以上は揺れていた。
 (実際の地震は相当なものだったと想像できる揺れ方だった。)

 僕はすぐにベッドから起きてテレビをつけた。

 恐らくは、
 どこかで大きな、
 それも相当に大きな地震が起きている。

 そう感じたからだった。

 NHKはすぐに緊急放送として、地震のそれを伝えた。
 そして、画面に映し出された震源地に愕然とする。
 震源地は、

           宮城県沖。

 予想されるマグニチュードは7.2。震度6弱。

 でかい。

 2年前に起きたそれと同規模の地震だ。

 宮城県沖地震が起きてしまったのか?
 すぐに友人、知人に連絡する僕。

 だが、地震発生からわずか2分足らずの間で通信規制。

 『お客様のおかけになった方面の電話は、
  ただいま大変込み合っており掛かりません。
  恐れ入りますが、時間をおいてもう一度お掛け直しください。』
  (推測文)

 
 と、言われても

 「はい、そうですか。」

 と、納得できる人が果たして何人いるだろうか。

 当然リダイヤルの嵐。
 だが、電話は一向に繋がらなかった。

 地震の被害状況も把握できず、友人の安否も分からない。

 頼りの綱のテレビは相変わらず慌しく、
 虚しくも同じ内容を繰り返していた。

 だが、テレビ同様にリダイヤルを繰り返すだけの僕には進展があった。
 奇跡的に、ふいに一度だけ友人と電話が繋がったのだ。

 物やガラスが割れたりはしたが、無事のそれ。

 安堵感。

 だが、忘れてはいけない。

 
 今回の宮城地震での被害は、
 19日現在で重軽傷者86人。(東北6県)
 大変な被害である。

 仙台管区気象台によると、今後数日間は、
 震度5弱、または5強の余震の可能性があるという。

 また、文部科学省はこの”8・16宮城地震”と”宮城県沖地震”
 との関連について、緊急研究費用を投じることを発表した。

 心強い研究のそれだが、これは同時に宮城県沖地震に対する規模の
 でかさを専門家達が静かに物語っているとも受け取れる発表である。

 いずれにしろ、地震とは占い師ですら発生後に、
 『実は予想していた』としか言えない代物である。

 起るかもしれない予想も大事だが、それは専門家に任せ、
 僕らは、起ったときの対処法について全力を注ぐべきだろう。

 地震大国日本。

 揺れる地盤に住む我ら日本人は、
 大地震とともにいきて行く。

 来る宮城県沖地震に備えて、
 もう一度、防災対策を考えよう。

 また、地震に縁のない地域に住む人も、是非この機会に、
 地震が起ったときの対処法について家族のみんなで話合って欲しい。

 
 起った地震から学ぶこと。

 それが、

          地震を”自信”に変えていく

 地震大国日本のそれである。

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わさび

わさび

仕事の都合で仙台を離れること6年、今はメンバーの中でひとり関東に在住しています。いつかまた仙台で家族で暮らせることを夢見るアラフォーです。東京から仙台情報を発信していきます
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